iPS細胞のおかげで

太郎です。

iPS細胞が実用化されると人口減少が解消される

iPS細胞って素晴らしい。自分が病気になって臓器を1個失わなければならなくなって、でもiPS細胞で再生できるとなればまず間違いなくその手段をとるでしょう。でもそれを繰り返したらもしかして永遠に生きられるのでは…?ミシンもパーツさえ交換できればずっと使えますから。人間の場合は脳も部分再生できるのかしら…?

そうなってくると人間の寿命がどんどん伸びます。日本では人口減少が社会問題と長いこと言われ続けてましたが、今度は人口が減りにくくなるので人口増加が続きます。それって地球環境的には…どうなるんでしょう。

人が増えればエアコンが増えて、廃熱もどんどん増えます。すると外気が熱くなるので余計にエアコンの温度設定を下げるようになり、また廃熱が増えて…。

生物の個体数は限界がある

高校の時に生物の授業でキイロショウジョウバエの個体数の実験がありまして。試験管の中にキイロショウジョウバエと餌を入れて蓋を閉じた状態にして、そこから個体数がどう変わるか、を調査するんです。最初はぐーんと個体数が増えるんですけど、徐々に飽和状態になってそれ以上は増えなくなるんです。成長曲線というんです。

この現象はショウジョウバエじゃなくてもどんな生き物も同様で、餌の量だったり空間の広さが決まっている場合はそこで生きる生物はある一定数まで増えてもそれ以上は増えないようにできています。

これってきっとDNAに組み込まれているルールだと思うんです。そして今の日本の人口減少っていうのは多分この成長曲線に沿う力が働いているんじゃないかと。人間ってあからさまな天敵がいないので、自然減を推し進めるやり方として少子化になるように動物の本能が働いているんじゃないかと。未婚率が高まっているのもその作用の表れの一つじゃないかと。

日本だけでなく先進国では少子化は進んでおり、今人口が増えて勢いのある新興国もいずれ少子化の局面がでてくるはずです。

将来、人の数が増えたらどうなるのか

とはいえ、iPS細胞のような医療技術がどんどん進歩して人間の寿命が延びつつあります。その時、DNAはどう発現するのか。この資源とこの空間ではこれ以上1つの生き物が増えてはダメですよ、というDNAのルールがどういう形で世の中に現れるのか…ちょっと心配。

新型コロナみたいな人が密になることで感染する病気が今後も増えるのか。

人が密を避けることでうつ病が発生しやすくなるのか。

エネルギーの使い過ぎで温暖化が進行して天災が発生しやすくなるのか。

分かりません…。分かりませんけど増えすぎたままでいさせてくれるわけがないので、何かしら作用させてくるんだろうなと。そういう意味で考えると自然に人の数が減る少子化というのは種の生き残る道としては一番平和な解決策なんじゃないかと思うわけです。

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