ミシン屋さん問診票『ミシンが故障した時に問い合わせる前に』

太郎です。岡山に移住してオリジナルのGジャン縫ってます。

ミシンを使ってると調子が悪くなることもあります。そんな時に頼りになるのがミシン屋さん。まさにミシンのお医者さんです。

今回は工業用ミシンが調子悪くなった時のミシン屋さんへの事前確認事項問診票として紹介いたします。

電話の問い合わせ例

ミシン屋さんに電話で問い合わせるとこんな会話が繰り広げられます。

太郎
太郎

(ミシン屋の)たつやさんー!なんか目飛びするようになっちゃったんですけど

どうしましょうー!(泣)

たつや
たつや

おっどうしたんですか。
(それだけでは何も分からない…)

たつや
たつや

今 何を縫ってるんですか?

太郎
太郎

Gジャンです

たつや
たつや

Gジャンのどこを縫ってるんですか?

太郎
太郎

襟です

たつや
たつや

針は何を使ってますか?

太郎
太郎

針?ええと…ちょっと待ってくださいね

(3分経過)

太郎
太郎

オルガンのDPx5の18番PD針です

と、こんな調子で問い合わせることがありますが、こんな会話を何ターンかするだけで

  • 時間
  • 電話代
  • 2人の集中力

が消費されてしまいます。

できれば問い合わせる内容をまとめて事前に調べてから問い合わせた方が、お互いスムーズに仕事ができるはずです。

ということで、ミシン屋さんに問い合わせる時にこれだけは事前に調べてから問い合わせた方がいいよという項目をまとめてみることにしました。病院に行くと持病とか普段飲んでる薬とか事前入力があったりしますね。あれです。

ミシン屋さん問診票

ということで↓が問診票です。

No.内容
1症状目飛びする、針が折れる
2生地デニム、ポリエステル、帆布、ニット (厚さも分かるとなお良し)
3縫い糸テトロン、スパン、ユニオン、テグス、コア、綿糸(番手も)
4アイテムパンツ、シャツ
5縫ってるパーツ襟、ポケット
6ミシンのメーカーと型番BrotherのS-7300A-305(本縫いミシン)
7針の番手と種類オルガンのDPx5の18番PD針

通常は購入したミシン屋さんに聞くのですが、そのミシン屋さんが廃業されてしまった等のケースがあるかもしれません。新たに修理してくれるミシン屋さんを探す場合は、そのミシン屋さんが家庭用ミシンを中心に取り扱っているのか、工業用ミシンでも対応してくれるのか、など上記問診の前に確認しておく必要があります。

各項目について

縫い糸、ミシンのメーカーと型番、針の番手と種類の3つは少し分かりにくい方もいらっしゃると思うので説明しますね。

縫い糸

縫う糸は素材によって特性が異なります。

  • テトロン糸
  • スパン糸
  • ユニオン
  • テグス
  • コア
  • 綿糸

こんなところでしょうか。

糸の太さを示す番手は糸のコーンの内側にシールで記載されています。

↑の写真の「1014」とか「87」というのは糸の色番号です。ちなみにコーンの色(↑の写真だと黄色と赤)は番手ごとに決まってて、それもメーカーごとにルールがあります。サンカブトなら赤が30番手とか。

ミシンのメーカーと型番

ミシン本体の裏側か側面あたりに小さい金属の看板みたいのが付いてて、そこに表記されてます。

近づくとこんな感じ

ちなみに↓のようにミシン台の下にあるモーターの型番とは違いますのでご注意を…。

針の番手と種類

針の軸のところにも小さく番手が刻印されていますが、見にくいので針のパッケージを確認します。

上の例で言うとグロッツ(GROZ)はUY128SAN6の番手が110/18(オルガン針の18番手に相当)、オルガン針はDPx5の18番手PD針(PDはチタン加工)。

ミシンは針の形状に合わせて調整されているので、そのミシンで使う針はシールで表記しておくと良いです。

テプラで表記

こうしておくと針の追加注文をする時にも役立ちます。

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