縫製お役立ちリンク集

太郎です。岡山に移住してオリジナルのGジャンを縫ってます。

Gジャンを縫い始めて約5年。まだまだ勉強中の身です。ということで縫製する上で個人的に参考にしてるサイトをご紹介します。趣味で縫われてる方向けというよりはプロ向けかもしれません。参考まで。

Web

Web上の情報サイトです。

オルガン針のTECNICAL LINK

長野県の国内針メーカーオルガン針さんが提供するサイト。縫いトラブルの対処法や適した針の検索など。針って6000種類もあるとか。そんな中から選ぶのって大変ですもんね。

会員制情報サイトなので登録が必要でして、対象者も縫製工場やアパレル企業向けなのでプロ向けです。

参考動画(17:57~)

縫ってる人って一人で黙々と縫いがちなので、こういう情報を一人で収集できるのはとても助かります。あと地味に英語と中国語にも対応してるのがすごい。

縫製見積サイト「FiTO(フィト)」

縫製工賃の見積りって難しいですよね。一度サンプルを縫ってようやく見えてくることもありますし。とは言え発注する側としては「いくらで縫ってくれるか概算でいいから教えてほしい」という要望はあるわけです。そんな時に参考になるのがこのFiTO(フィト)という縫製料金の自動見積もりサービス

登録をしてログインすると、縫製料金を自動で見積してくれます。「ワンピース」→「袖の仕様」「色数」「サイズ展開数」「合計枚数」など画面上で入力していくと見積金額を提示してくれます。

過去に別の縫製工賃の見積りを出してくれるサービスを利用したことがあるのですが、見積依頼後にオンライン電話で仕様の詳細の打ち合わせがありました。しっかりしてていいな、と思ったのですがそれで発注しない場合、先方に申し訳ないなという気持ちもありました。FiTOさんであればデータに基づいて自動で算出してくれるので見積を依頼する側も気が楽です。

ちなみに金額の算出は各工程をバラバラにして1万工程以上を解析しているそうです。なんかこういうの好き。

そして見積がでたらそのまま縫製の発注までできるそう。ビジネスとして機能しているところが安心できます。

気軽に見積金額を見れることで、幅広い層に服がいくらで作れるのか知ってもらうことができますし、一度FiTOで見積を出しておくことで、発注する時にどんな条件を伝えるべきなのかが分かります。

縫製工場側も「あれ、うちの工賃って安すぎるんじゃないの?」と見直すきっかけになるんじゃないかと。縫製工場間では見積金額を比較することなんてそうそうありませんから。FiTOさんの算出金額が今後縫製工賃の相場として認識される可能性はあります。

そして何よりサイトの見た目が良い!隙がない印象です。群馬県の株式会社フクルという企業さんが開発されたそうです。

アパレルビジネスマガジンの絶版となった書籍の数々(PDF)

以前Twitterで下記のつぶやきを発見しまして。

こ、これは…と思いURL先を見たらまぁ情報の宝庫。これ…絶版とは言え無料で見れていいのでしょうか…。次世代にノウハウを引き継ぎたいという執筆された方々や関係者の思いが伝わります。

ちなみに「儲かる縫製工場ガイド」の目次を見てみると「5.儲からない原因…ムダが多い」と。いやホントそう…(反省の意味も込めて)。いかに無駄を省くか、整理整頓の大事さとも直結します。読み物としても面白いと思います。

書籍

私が参考にしている紙媒体です。

JUKIの「縫いの基礎知識(縫いの3部作)」

ミシンメーカーのJUKIさんが作成している書籍です。私は倉敷市で開催していたセミナーに参加した時に「縫いの3部作」の中の「縫いの基礎知識」のテキストをいただきました。中身はモノクロで歴史を感じさせる内容。ただ写真や図解が豊富。初心者向けではないのですが、なにぶん工業用ミシンのこういった情報はAmazonで売られているような本にはないので非常に参考になりました。

内容は古いですが工業用ミシンの機構って基本的には今も昔もそんなに違いがないということの裏返しだと思います。ここで身に着けた知識はきっと永く活きていくと思います。

日本のメーカーがミシンを作ってくれてるおかげでこういった情報も母国語で習得できるというのは日本の強味だと思います。ミシンメーカーがなくて英語圏でもない国だとこういう情報もまず英語を勉強していないと習得できませんから。

日・中・英 服装技術用語辞典

縫製用語の正式な意味を調べる時、またそれを英語で伝える時、中国語で伝える時に使います。英語中国語で伝える機会はほぼありませんが、英語の意味から日本語の用語の意味が分かったりもします。私は動画編集で用語説明を追加する時に参考にしてます。

語学を習得していくとある程度の文法が理解できたらあとは単語力。とは言え、調べて「へぇー」と納得したあとは秒で忘れてしまいますが…。

誌上・パターン塾 Vol.1 トップ編 (文化出版局MOOKシリーズ)

私は自分のGジャンの型紙を自分で作っています。服飾の学校を卒業したわけでもないので「すごいですね」って言われることもありますが、ほぼこの本を参考にコピペ感覚で作りました。素人だった私でもカラーで見やすく1手順1手順手取り足取り指示してくれるのでなんとか形にできました。

型紙作って、縫って、しばらく試着、気にいらないところを型紙修正。このループを延々と続けて今の私の服があります。修正作業というのは土台があるのでわりとやりやすいのですが、一番最初のゼロイチの作業はやっぱりこういった本に頼るのが独学者としてはベターかと。

これはトップ編ですが、他にもパンツ編とかジャケット&コート編とかシリーズで色々あります。自分で縫いたいアイテムに合ったやつを選ぶと良いです。

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