太郎です。
動画の企画でキメコミアートを紹介しました。
キメコミアートとは…
2016年、伝統工芸の木目込人形の技法からインスピレーションを受け生まれた ”キメコミアート”。
ポップでお洒落な現代アートとして昇華できるのではないかと、イワミズアサコが独特の手法で生み出した新しいアートワークです。
https://motion-gallery.net/projects/kimekomi
完成するとこんな感じになります。
服を作ると出てくるハギレ生地。これをどうにか再利用できないかとYouTubeメンバーのミシン屋さんが、ネットで見つけてきたこのキメコミアート。
動画をご覧になって「自分も作ってみたい!」と思われた方もいらっしゃるかと思います。ということで、A4サイズのキメコミアートを作った時の手順と材料や額縁を紹介します。
ちなみに発泡スチロールに生地をぎゅぎゅっと押し込む作業を私が勝手に「キメコむ」と呼んでます。
用意する物
以下用意するものです。
余ってる生地、ありますよね。使いましょう。生地選びのポイントは下記のとおり。
- 色の種類がたくさんあった方がアート感出ますし、隣り合った色でかぶりにくくなります
- 薄い・柔らかい生地はキメコミやすいです。
- ノンウォッシュデニムは固くてカーブがキメコミにくいです。
- 細長い帯状(テープ状)の生地があると、生地と生地を区切る時に使いやすいです。キャラクターの外枠を作るときに便利です。
完成品を入れる額縁です。別に無くてもいいっちゃいいんですけど、これがあるだけで全然見栄えが違います…!
今回は↓の額縁を選びました(色はナチュラル)。もちろんお好きなものを選んでください!
生地をキメコむ土台となる発泡スチロール。18mm厚の大きめサイズのやつをホームセンターで買ってきました。
その後、A4の額縁に入るサイズにカッターでカットしました。カッターだと断面がボロボロになるかなと心配になりましたが、カッターを引きながら切ればキレイな断面になりました。美味しんぼの刺身の回のやつです(分かりますか)。
ただA4の額縁と言っても内径はそれより小さかったので、縦28.8cm、横20cmにカットしました。これだと生地の厚みが少しあっても額縁にピッタリでした。
ちなみに↓に紹介してる発泡スチロールは20mm厚です。買った額縁は20mm厚でちょうどいっぱいになるくらいのサイズでした。なので同じ額縁を選ばれる方は、発泡スチロールも18~20mmくらいの厚さのものを選びましょう。
普通のカッターでもいいのですが、押して切れるのがデザインナイフの良さ。
刃の長さは1.5cm前後なので、2cm前後の発泡スチロールならずぶっと奥まで刺しても貫通することはありません。
刃は切れ味バツグンなので手を切りやすいので注意です!
ハギレ生地を細かく切るためのもの。普段使われている洋裁のハサミでOKです。
アートにしたい絵を用意しましょう。生地をキメコむ線が分かればOKです。手書きでも印刷でもOK。
サイズは今回はA4サイズ。あんまり細かい描写はキメコむのが難しくなります。
A4サイズなら3時間もあれば作れるんじゃないでしょうか。動画では2時間半程度でした。
下絵の紙を発泡スチロールに固定するためのセロテープ。
下絵のラインを発泡スチロールに塗るためのペン。
ペンが太いとデザインナイフで刺す位置が分かりにくくなるので細いやつ。ボールペンでもOK。
生地をキメコむ時、デザインナイフのお尻を使ってもいいのですが、普段使っている目打ちの方が使いやすいかも。
合計金額は
作り方
これはあくまで縫製ばぁ独自のやり方としてご参照ください。
- 下絵を用意
- 図柄を決めてA4の紙に印刷。手書きでもいいです。
- ペンでなぞる
- 下絵の紙を発泡スチロールの上に乗せてペンでなぞります。
この時 紙がズレないようにシールで発泡スチロールに固定するといいです。
- デザインナイフで刺す
- ペンでなぞった発泡スチロールのラインをデザインナイフで刺して、生地をキメコむ溝を作ります。
溝が浅いとキメこんだ生地が外れやすくなるので、刃の奥まで刺しちゃいましょう。
- ハギレをカットする
- ハギレを適当な大きさにカットします。一度に大きい生地を入れるより、細かいブロックに分けた方がキメコみやすいです。その際、四角いブロックはハギレ生地の四隅に切れ込みを入れるとキメコみやすくなります。
- カットしたハギレを発泡スチロールに入れる(キメコむ)
- なぞった上をデザインナイフで刺す。動画ではペンでなぞってからキメコむまで だいたい2時間半程度かかりました。
- 額縁に入れる
- キメコミアートを額縁にぎゅぎゅっと入れて壁に飾ったら…アラ不思議、部屋が華やかに!
キメコミアートの良さ
ここで動画の企画でやってみて気づいたキメコミアートの良さを紹介しますね。
- 没頭できる
- ミシンを使わないのでどこでもできる
- ハギレ生地の有効活用
- 夏休みの工作に
- 友達や親子で一緒に会話しながら作業できる(思い出が形に残る)
- 手先を使う趣味になる
- 部屋のインテリアに
- そんなにお金がかからない
いかがでしょう、ちょっとキメコミアートやってみようかなと思ってもらえたでしょうか?
また皆様の新たな扉が開けてば幸いです。